「民族五輪」

野生の「五輪」と評判のWEIO( 世界先住民族オリンピック)が
先月、パルマス（ブラジル)で開催。24ケ国から1800人の部族の方々が集結しました。


23日の開会式。選手団はそれぞれカラフルな民族衣装での行進です。


槍投げやアーチエリーは人気種目。公開競技になっている。
ワイルドです。


丸太運び。
競技は生活に必需の技術を競う種目がほとんどです。


カヌー。
ウェアや装備はadidasやNikeとか無縁。参加者の手作りのモノも多いとのこと。


過剰な競い合いを避けるため、上位4人までの競技者を等しく表彰します。
ちなみにドーピング検査はやっていない。必要ない。


「ブランケット・トス」
今のトランポリンの原形です。セイウチの皮を縫い合わせたブランケットを、周りの人が引っ張ると１０メートル以上も高く跳び上がる。
岸からクジラを見つけるために見張りを高く飛ばしていたことが競技になったそうです。


応援の仕方や衣装も様々。除々に熱をを帯びる。


変わった種目では「Ear Pull」耳相撲。
イヌイットの方が住む場所は、日本の冬とか比べものにならないほど寒さが半端ではない。
耳がちぎれるほど凍りつくこともある。それに耐えるためのトーレーニング競技・・。

男性と女性が競うと、なぜか圧倒的に女性が強い。ヘタレの私など見てるだけで痛い!!



ほかにも、獲物に気づかれることなく近づく「ナックル・ホップ」獲物を運ぶ力を鍛えるための「フォー・マン・キャリー」とか、生活に根差した競技がたくさんある。

厳しい自然の中で生き抜くためには、そこそこの身体能力や心構えが必要なんでしょうね。
年配者から若い人に伝えなければいけない技術とかを、皆が楽しく熱くなれる「オリンピック」というかたちで残す・・。いいアイデアです。

先輩(久慈さん)のブログから転載。