一人ぼっちの歩き方 [銀通商店街]
町のコミセン・手わざ・土わざ
久々「兎書房」さんに行ってきました。
奥様と旦那さまの二人で営むこの小さな書店に、私は月に二度ほど行き手頃の本を買って読んでいます。
これといって読む本が見当たらないとき、お二人のお勧めの本を買って帰ることがあります。
自分の好みだけで選んでいると傾向が偏ってしまい途中で投げ出すこともあるけれど、お二人のお勧めの本では今までそれが無かった。
私の好みをほどほどご承知で、その上ほど良い距離があるから、いつも新しい興味が持てて新鮮なのかも知れない。
その日は友人にプレゼントする本を選びに行きました。
「お友だちに贈る本ねえ・・その方の好みが分かれば、お勧めの本もあると思うけれど・・」
本の好みは分からない。
「こんな人・・」と、その場で思いつくことをお話することにした。
エピソードが山ほどある友人なので、いつしか本選びは脇に、奥様と女子トーク。立ち話のままお茶までご馳走になってしまった。
恐縮でした。
*
そして、今日兎書房さんからメールが届きました。
お勧めの本が数冊、書名と著者、そして短いコメントが添えてある。
「ぼっち」の歩き方 朝井 麻由美
ひとり好きの、ひとり好きによる、ひとり好きのための「ぼっち」指南書!
「いちばんここに似合う人」ミランダ・ジュライ
人は他人をわかり得ない、とふと感じた時に読みたいと思う。
「ロビンソン・クルーソ漂流記」ダニエル・デフォー
一人暮らしの古典
「ころし文句 わかれ言葉 」 中村喜春
他人と繋がるのも離れるのも言葉ひとつ。
「おひとりさまの老後」 上野千鶴子
"おかあさん、火の始末とかも心配だから、こちらに来ていっしょに住んだら?"
は“悪魔のささやき”?
*
人が好き、でも一人っ子で "ぼっち遊び" に長けている、さつきちゃん。
牛丼屋さんにフツーに一人で行けて、店員さんのサービスで並盛が大盛に、時としてビールまで頂いて帰って来るBeeちゃん。
この二人のような"ソロ活"の達人さんには必要のないお勧め本でしょうが、
これから、私が本を贈呈するその方は、
「振られたから寂しい。よって私にかまえ!」と恐ろしく勝手な理由でメールを送って来る友人、
ひとり遊びは苦手な超初心者なので、ソロ活を楽しく学んで頂いて、少しでも達人の域に近づいて欲しい。
でも、どの本にしましょうかねえ・・。
私が読んでみたい本もあるし・・。
今、電車の中で、皆が黙々とスマホに向き合う光景が普通になった世の中。
誰が読んでも興味が持てる "ぼっち本" かも知れない。
ネットの書評もチェックする方法もあるけれど、
結局、私好みの二冊を選び、ひと通り私も読ませて頂き、一冊を選ぶことにしました・・。
by Kaede
関連記事
図書館が面白い